知っておきたい!トライアスロン用ウエットスーツの特徴と機能

トライアスロンのスイムパートで必須となるのがウエットスーツです。一般的に知られるウエットスーツといえば、ダイビングやサーフィンで着るもの、というイメージですよね。でも、トライアスロンにはトライアスロン用ウエットスーツを着るべき理由があります。トライアスロンのパフォーマンスを高める工夫がなされているため、すでにどちらかを持っているという方でも専用のものを着てレースに出ることをおすすめします。

トライアスロンのウエットスーツは大きくわけて2タイプ!
トライアスロンで使うウエットスーツには、2種類あるのをご存知でしょうか。ひとつはロングジョンといって、ノースリーブタイプのもの。肩周りから腕にかけて覆いがないため、着脱がしやすく泳ぐときにも腕周りのストレスがありません。水温が25℃以上のレースに向いています。
もうひとつはフルスーツといって、手首と足首まで覆われているタイプのウエットスーツです。ロングジョンより浮力が大きく、ゆったりとしたストロークで速く泳ぐことができます。ただし水温が25℃以上だと、暑く感じて汗をかきすぎてしまうこともあるため、夏の大会には不向きであり、初心者は特に注意が必要です。

フルスーツのほうが速く泳げるワケって?
ロングジョンよりフルスーツのほうが速く泳げると前述しましたが、それはどうしてかというと、次の2つの理由があるといわれています。

①抵抗を軽減して浮力を高めてくれる
フルスーツの場合、腕までスーツに覆われているため、全身が浮きやすく、体と腕が水面に対して水平になりやすくなります。そうすると全身に対する水の抵抗が最小限となり、意識せずとも前へ前へと進みやすくなるワケです。

②遠くの水をより多くキャッチできる
腕全体がスーツに覆われているということは、それだけ水を多くキャッチして掻くことができるということ。ゆっくりと大きなフォームでたくさんの水を掻いて進むことができれば、自ずと体力も温存できます。

ここが違う!トライアスロン用ウエットスーツ
ダイビング用、サーフィン用、トライアスロン用のウエットスーツでは、まず厚みが違います。一般的に、ダイビング用は5mm、サーフィン用は3mm、そしてトライアスロン用は3mm〜5mmが主流。なぜトライアスロンだけ3mm〜5mmと幅があるかというと、体躯部分は5mm、肘下や膝下が3mmと、部位により異なる厚みに設計されているためです。
また、動きやすさや保温性、着脱のしやすさも違います。ダイビングは基本、激しい動きを必要とせず、深い海でも快適な温度を保てるようになっています。サーフィンは腕も脚もよく動かすスポーツなので、動きやすさを重視しています。トライアスロンは、着脱がしやすく、ヘッドアップでの泳ぎに対応できるよう上半身を動きやすく、逆に脚はバタ足だけなので、サーフィンほど動きやすさは考慮されていません。
また、生地素材も違います。ウエットスーツに使われる主な素材には、ゴムとジャージの2つがあります。動きやすさと保温性を重視するトライアスロンとダイビングでは、ゴム製のウエットスーツを使用します。やわらかくて動きやすいのですが、破れやすく高価でもあります。一方のサーフィンでは、動きやすさと破れにくさを考え、ゴムとジャージの両方を使ってつくられていることが多いようです。ジャージはゴムより丈夫で破れにくい半面、安価であるのが特徴です。

トライアスロン専用のウエットスーツは、快適なレースのために素材から設計まで考慮してつくられているんですね。日本国内のトライアスロン大会では、ほぼウエットスーツの着用が義務づけられています。安い買い物ではないため躊躇される方も少なくないと思いますが、パフォーマンスのためはもちろん、安全のためにもぜひ自分に合ったサイズ、着心地のウエットスーツを探してみてくださいね。

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