開催地福山・鞆の浦の魅力
映画「崖の上のポニョ」の
モデルとなった港町・鞆の浦
広島県福山市にある鞆の浦は、瀬戸内の海に面してのんびりとした港の風景が広がる町です。映画「崖の上のポニョ」の舞台としても知られていて、宮崎駿監督が長期滞在するほどお気に入りだったといわれています。港町としての顔を持つ一方で、ちょっと歩けば江戸風情を残す建造物や寺社、情緒ある路地があちこちに見られるなど、歴史の片鱗が色濃く残る町でもあります。海や町並みを見下ろせる高台が多い地形とあって、町中には絶景スポットがたくさん隠れていますので、カメラ片手に散策してみてはいかがでしょうか。
郷土料理からソウルフードまで!絶品鯛めしに昔懐かしお好み焼きモデルとなった港町・鞆の浦
鞆の浦の名物グルメといえば、鯛を使った料理です。鞆の浦では、約400年も前から「鯛網」という漁法でたくさんの鯛が水揚げされていました。そのため、鞆の浦の旅館やいくつかの料理屋では、今でも鯛めしや鯛茶漬け、鯛ラーメンなどがいただけます。もうひとつ、鞆の浦に来たらぜひ食べたいのがお好み焼き。鞆の浦のお好み焼きは、素朴で家庭的な、昔懐かしい味が魅力です。町に数軒あるお好み焼き屋はどこも地元の人に愛されるお店ばかりで、ローカルな雰囲気を楽しみに訪れてみるのもいいかもしれません。
キャンプにシーカヤック、史跡巡り遊び方いろいろ、楽しみ方は自分次第
鞆の浦は小さい町ながら、いろんなアクティビティが楽しめる場所です。シーカヤックで海を間近に感じたり、船で約5分の無人島・仙酔島ではキャンプや湯めぐり、ちょとした登山を楽しむこともできます。海ほたる鑑賞ツアーや鯛網漁体験など、季節ごとに開催されているイベントに参加してみるのもおすすめ。ただ町を歩くだけでもさまざまな発見があり、史跡や神社仏閣めぐりを目的に散策するのも楽しみ方のひとつです。
つくっているのは鞆の浦だけ
ペリーも飲んだ歴史ある生薬酒
鞆の浦でお土産を買うなら、迷わず保命酒(ほうめいしゅ)をおすすめします。保命酒の起源は約350年前。古くは江戸幕府の庇護を受けたこともあって、保命酒は高級品とされ、幕末にペリー提督が来日した際にふるまわれたと記録されています。3つの麹と13種類の生薬を漬け込んであり、滋養強壮を目的として飲む人も多いお酒です。保命酒の酒蔵は鞆の浦にしかありませんが、それでも現存するのは4軒のみ。ほかでは手に入らないめずらしいお土産に、保命酒はいかがですか?
暮れゆく海景色の鞆の浦温泉で最高のリラックスタイムを過ごす
レースで疲れた体は芯から温まる温泉で癒しましょう。鞆の浦には、海を望む眺望の中で温泉に浸かれる旅館やホテルがあります。事前にレース当日の宿泊予約をしておけば、帰りの時間を気にすることなくゆったりと温泉を満喫できますよ。もちろん宿泊なしの日帰り入浴も可能。最高の景色を眺めながら、鞆の浦温泉で心身ともにリフレッシュしてくださいね。ちなみに、温泉からの景色を存分に楽みたいなら、夕暮れ時か朝方の時間に入るのがベストです。
鞆の浦は国宝級の人情のまち
このまちの魅力は暮らしの中にある
鞆の浦の魅力は「人」の魅力といっても過言ではありません。鞆の浦で過ごしてみると、つい忘れがちな「人情」をふと感じることができます。ふらりと立ち寄った商店では、お店のおばちゃんの気さくな笑顔にホッとしたり、初めての喫茶店なのに、気づけば長々と話し込んでしまったり。最近では、鞆の浦を盛り上げたいという強い志を持つ若者も増えてきています。鞆の浦に来たら、ぜひ町の人たちとふれあってみてくださいね。もしかしたら、あなたが忘れかけていた“大事な何か”を思い出させてくれるかもしれません。
鞆の浦をもっとディープに知りたい
